片づけられない心の原因TOP５ 必ずどれかに当てはまります

今日は「片づけられない」心の原因についてお話しようと思います。

「片づけられない」心理的原因は大きく分けて5つあります。

片づけられないと思っている方は、まずその原因を知る事がなにより大切ですので、自分はどれに当てはまっているかな、ということを考えながらお読みくださいね。

まず1つ目は、お片づけの良さを知らない、メリットに気が付いていない、ということです。

視野が狭い、という事が原因で起こります。

「視野が狭い」といいますのは、見通せる範囲が狭い、想像できる範囲が小さい、ということです。

片づけの目先の大変さ、面倒くささだけに目がいっていて、長期的な片づけの良さ、メリットに気が付いていない。

もしくはなんとなく気が付いていても、大変、面倒くさいと思う気持ちが大きすぎて、自分を動かす事が出来ず、結局片づけで得られる大きなメリットを得ることが出来ていない、という状態です。

お片づけの良さは本当にたくさんありますので、私の別の動画もぜひご覧ください。

2つ目は、「モノが捨てられない」という場合に多いのですが

「モノに自分の気持ちを重ねてしまう」という事です。

これは、ぬいぐるみや人形だとわかりやすいと思うんですが、ぬいぐるみや人形は、布や毛糸で出来たモノですので、痛みや悲しみなどの感情はないはずです。

ですが、その痛みや悲しみなどの、感情がないはずの人形に、「痛いだろうな」「悲しいだろうな」と気持ちを重ねてしまうんですね。

これは人形の気持ちではなく、自分の気持ち、感情だという事に気が付かない、もしくは気が付いてもそう思えない。思いたくない。

だから捨てられない。という事になってしまうんですね。

これは私も良くやっていて、実際に子供の頃父から買ってもらったぬいぐるみを未だに捨てられずに持っていますし、絶対に捨てたくないんですね。

この、気持ちを重ねてしまう、ということは、モノを大切にする、という気持ちとは別の話ですよ。

モノを大切にする、という事は、何でも捨てずにとっておく、という事ではありませんね。

3つ目は、お片づけが自分のやるべき事だと思っていない、思えない、という事です。

私も以前はよくこんな考えに陥ってしまっていました。

「なんで私がやらなくちゃいけないの？」という気持ちです。

一人で暮らしていると、こういう気持ちにはならないと思うんですね。

それが、誰かと暮らしていると、「なんで私がやらなくちゃいけないの？」「どうして私ばっかり・・」と思うようになる。

それで、片づけをすることがだんだん嫌な事になってくる。

という状態です。

4つ目は、「楽しい事」だけが良い事だと思っている。という場合です。

嬉しかったり、楽しかったり、そんな気持ちが大好きで、そうでないものは良くない事、つまらない事、だと思って避けている、という心理状態です。

私もこんな時期がありましたね。

楽しい事、嬉しい事をすることが一番、と思っていますと、お片づけって地道で、楽しくないし、誰からも褒められないことも多いですよね。

だからやる価値を感じられない。

つまらないから、やる気が起きない。

と思っている状態です。

5つ目は、片づけないことによって、何らかのメリットがある場合です。

これは少し複雑な心理状態なのですが、例えば片づけない事によって、実は誰かに嫌がらせをしている、などという場合です。

または、ご自身の事が嫌いで、自分を汚い部屋に住ませることで、自分自身を攻撃している、等という場合もありますね。

これは嫌いな誰かへの攻撃を果たす、という意味でメリットと言えます。

これは、ご自分で気付くことがなかなか出来ないと思うのですが、深く心理状態を分析するとわかってきます。

ということで、片づけられない原因を大きく5つに分けてお話いたしました。

知っておいていただきたい事は、

片づけられない原因は人それぞれ違う、という事です。

原因は一つではないんです。

そしてもう一つ大切な事は、一人の人の中でも原因は一つではない、ということです。

一人の人でも、たくさんの原因が絡み合って「片付けられない」という状態になってしまっている、という事を是非知っておいていただきたいと思います。

育った環境や、現在の状況によってこれらの5つの心理が複雑に絡み合っているんですね。

本当にお片付けが苦手は方は、これ全部が当てはまる、という場合もあると思います。

まずは、「片付けられない」事には原因がある。

という事を知ってください。

そして原因が分かれば、対処の仕方もある、という事です。

この、片づけられない一つ一つの原因に対するもっと深掘ったお話を、今後たくさんしていきたいと思っていますので、楽しみにしていてくださいね。