片づけられない5つの心理

片づけられない5つの心理
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「片づけられない心の原因」は5つに分けられると私は考え、皆さんにお伝えしています。

片づけられないと感じている方は、この5つのどれかに必ず当てはまっていると思いますので、今日はそれを分かりやすく解説したいと思います。

ではまず最初に「心の構造」についてお話しますね。

心の構造

私たちの心というものは、たった一つの気持ちで出来ているのではありません。

自分の気持ちとは裏腹な、全く別の「気持ち」「考え」が常に同時に心の中に存在します。

自分の気持ちとはこの場合、「片づけをした方が良い」と思っている理性的な気持ちの事です。

そして別の気持ちとは、「面倒くさい」「やりたくない」と思っている方の気持ちの事です。

これらが常に同時に存在している。

これが私たちの「心」と呼ばれているものです。

そして今からお話しする「片づけられない5つの心の原因」とは、「面倒くさい」「やりたくない」と思っている方の気持ちの事です。

この、本来の理性的な自分の気持ちとは別の、相反する気持ちが大きすぎると、私たちはいろいろな場面で人生に悩み、苦しむことになります。

相反する気持ちどうしがぶつかり、心の葛藤が大きくなるからです。

そして、葛藤が大きい分、本来の自分の思う通りの行動がとれず、結果自分が望む成果が得られず、人生が上手くいかない、思い通りに生きられない、と悩み、苦しむことになります。

では、その「自分の気持ちとは別の気持ち」つまり「片づけられない心理」を5つに分けてご説明します。

1 片づけの良さを知らない、メリットに気が付いていない

だからやりたくない、という気持ちです。

「視野の狭さ」が原因です。

「視野が狭い」と言いますのは、少し先まで想像することが出来ない、長期的視点が持てない、ということです。

目の前の面倒臭さや、大変さの事だけしか考えることが出来ず、少し先の快適さや長い目で見た時のメリットに気が付かない。考えられない。

もしくは少し気付く事があっても面倒臭い、やりたくないと思う気持ちが強すぎて、今この場で楽をする事が自分にとって一番の得、メリットだと考えてしまう。

だから「やりたくな」という気持ちです。

結果的に自分を動かす事が出来ず、片づけで得られる中・長期的なメリットを得ることが出来ないという状態です。

2 モノに気持ちを重ね、共感する

痛みや悲しみなど、感情がないはずのモノに「かわいそう」「辛そう」などと自分の気持ちを重ね、共感するという事です。

これは「モノが捨てられない」という場合に多いのですが、その気持ちはモノの気持ちではない、という事に気が付かない、もしくは気が付いてもそう思えない。思いたくない。

だから捨てられない。

という心の状態です。

ぬいぐるみや人形ですと分かり易いと思いますが、それ以外にもあらゆるモノに人は気持ちを重ね共感し「捨てられない」という場合があります。

以前私が作成しました動画の中に、幼児期の「見捨てられた」という気持ちをモノに重ね、共感し、捨てられない、という内容のものがあります。

この文章の最後にリンクを貼っておきますので、よろしければぜひご覧ください。

3 片づけが自分のやるべき事だと思えない

つまり、誰か自分以外がやるべきだ、やってほしいと思っているという事です。

どんな事であれ面倒なこと、大変な事は自分のやる事ではなく誰かがやってくれるものだ、と思っているという事です。

依存心とも言います。

これは人が生まれてから長い時間、親にあらゆる面倒を見てもらうのが当然であった、という事実がもたらした考え方です。

生まれてから長い間当たり前であった習慣、考え方が大人になったからといってそう簡単に消えるはずはありません。

ですので多かれ少なかれ、この考え方気持ちを人は誰でも持っています。

幼少の頃親によく世話をしてもらっていた人は、この気持ちが特に強い傾向があります。

4 「楽しい事」「嬉しい事」だけが良い事

片づけは楽しくも嬉しくもない、だからやりたくないという事です。

一見厳しい、楽しくない事でも頑張って続ける事によって得られる大きな価値や喜びがある、と思えない心の状態です。

「嬉しい」「楽しい」ばかりを求めて過ごしていると、楽を求めず頑張った人達との差がどんどん広がって、気が付けば全く望んでいなかった状況になってしまっている事がよくあります。

もし今、望んだ通りの自分になれていないとしたら「嬉しい」「楽しい」を求めすぎていた結果かもしれません。

何かの成果を得るためには「嬉しい」「楽しい」だけではダメな事も多いのです。

そこに気がついていない心の状態です。

5 メリットがある

片づけないことによってメリットがある場合です。

これはご自分で気が付くことは難しい、複雑な気持ちです。

一つの例ですが、片づけない事によって確執のある親に復讐をしている、などという場合があります。

子供がダメな人間になるという事は、親にとって何よりの苦しみ、悲しみです。

心の奥ではその事が分かっているので、自分が幸せにならない、不幸な状態でいる事によって親に復讐ができる、というわけなんです。

ゴミ屋敷に自分を住ませる事は、親に対する絶好の復讐。

心の奥の目的を果たす、という意味でメリットに当たります。

このメリットには本当に様々なケースがありますが、いくつかの例をお話した動画がありますので、よろしければぜひ一度ご覧になってみてください。

こちらもこの文章の最後にリンクを貼っておきますね。

以上が片づけられない心の原因を5つに分けたモノです。

今回お伝えしたい一番大切な事は、心の構造でお話した通り、これらの5つの心理は言ってみれば本当の自分とは別の人格、裏の考え方、気持ちであるという事です。

つまり、人は誰でも、たくさんの人格を同時に持つ「多重人格」である、という事になります。

誰でも多重人格であるのに「片づけられる人と、そうではない人がいるのは何故か」と言いますと、「自分とは別の気持ち」の量の多さの違いです。

本当の自分、つまり「大人の考えを持った理性的な自分」の割合が多いか、これらの「片づけられない5つの心理」の割合が多いかで行動が決まってきます。

もしご自分が「片づけられない」という事で問題を抱えているとしたら、この5つの心理のどれかの量が多すぎる、という事なんです。

そして解決策は、まずこの心の仕組みを理解する事です。

ご自分の心の状態を客観的に見る事ができるようになるまで何度も考え、頭に刻み込んでいきます。

そしてこれらの「5つの心理、気持ち」に少しずつ、片づけのメリットを教え、勘違いや間違った考えを正し教育していくのです。

そうすると、少しずつ本当の自分の気持ちとの葛藤が減って、行動が楽にできるようになってきます。

行動が早くなり、疲れやすかったりイライラすることが減ってきます。

そうやって、「本来の自分の思う通り」の行動がスムーズにできるようになり、望んでいた成果が得られるようになってきます。

魔法のようにすぐ変わる、という事はありませんが少しずつ確実に自分の本当に望む生活、生き方が出来るようになってきます。

未来が変わります。

私もこのステップを少しずつ積み重ね、地の底から這い上がってきました(笑)

つまりこの5つの心理の量が非常に多い人間でした。

ですが今ではこれらの自分とは相反する気持ちの量が減って、毎日スムーズに身体が動くようになり、イライラがなくなりました。

今日は少し難しいお話だったかもしれませんが、何度も繰り返し読んでいただく事によって理解していただける内容になっています。

このお話が、皆さんの快適な毎日への一歩を踏み出す助けになれます事を心から願っています。

↓【これ1本で全てがわかる 片づけられない心の原因】(テロップのみ。音声ありの動画は下にあります)

↓片づけられないメリットについて解説した動画【本当は怖い 片づけられない心の闇】(音声あり)

↓【片づけられない5つの心理 必ずどれかに当てはまります】(音声あり)

↓幼児期に感じた感情によって「捨てられない」というケースについて解説した動画【本当は怖い 捨てられない心の闇】(音声あり)



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