捨てられない本当の理由は!?
今日は「どうしたらモノを捨てられるか」という事についてお話させていただきます。
ちなみに私は、捨てるモノが見つかると嬉しくなるタイプですので、捨てすぎて後でしまった!って思う事もあるのですが、そういう事もたまには仕方がない、と思っています。
捨てて失敗した!と思う後悔よりも、家が狭くなったり、部屋がごちゃごちゃする不快感の方が、私にとっては嫌なんですね。(本当に大切なモノは捨てませんよ)
シンプルに片付いた部屋の方が、元気に働く気が起きたり、家族に優しい気持ちになれる気がするので、結果的にお得かな、と感じています。
では話を本題に戻して、
まずは、捨てられない原因TOP3をあげてみます。
そして最後に、どうしても捨てられない方の為に、どうしても捨てられない「心理」について解説します。モノが捨てられない心理的原因について興味のある方は、是非最後まで読んでくださいね。
という事で、捨てられない原因トップ3。
1位は「もったいないから」
「もったいない」という気持ち、どうやら日本人特有の感覚らしいですね。
世界を探しても、「もったいない」という意味の言葉はないそうですよ。
英語でも「Mottainai(もったいない)」と言うそうです!
私はこの言葉、日本人らしくて素晴らしいなと思っています。
私も子供達に「もったいないから、水を出しっ放しにしちゃだめよ」とか「最後まで使わないで捨てるのはもったいないでしょ」などと良く言います。
ですが、よく考えてみますとこの言葉「モノを大切にする気持ち」からきた言葉ですよね。
ということは
「もったいない」から「とっておく」
これは間違いです!
思い切って捨てて、収納スペースを広くして、着る服を使い易く収納する。
そして、気持ちよく着る、という事の方が、モノを大切にしている、と思いませんか?
★捨てられない原因トップ3。
2位は「思い出の品だから」
思い出の品を捨てられないって、よくありますよね。
・旅行に行った時の記念の品。
・子供が小さかった頃の手作りの作品。
・どなたかの形見の品。
等々、捨てると思うと心が痛むモノ、ありますよね。
もう二度と手に入らないモノですので、もしとって置けるスペースが充分にあるなら、私はとっておいていいと思います。
ですが、思い出の品で家や部屋が狭くなっていると感じているのでしたら、思い切って手放しましょう。
思い出の品は、写真に撮っておくといいですよ。
画像で保存しておけば、見たい時にいつでも見ることができますね。
そうすれば、思い出を捨ててしまった罪悪感のようなものが和らぎますよ。
★捨てられない原因トップ3
3位は「いただきものだから」
・誰かからのプレゼント。
・結婚式の引き出物。
・誰かのお土産。
等々、いただいたものって、使わないモノでも捨てるのに気がひけますよね。
でもよく考えてみてください。
贈った側から考えてみますと、誰に何を贈って、ずっと捨てずに持ってくれているか?なんて、案外覚えていない事が多いですし、あまり気にしていないと思いませんか?
もらった方としては、その方の顔が思い浮かんでしまったりして気が引けるんですけれど、「あれ、まだ持っていてくれている?」なんて聞かれることは、ほとんどないですよね。
気にしているのは自分だけ、と思って、大抵のものは捨ててしまって大丈夫ですよ。
ということで、ほとんどのモノは捨ててしまっても大丈夫!ということがお分かりいただけたかと思います。
モノは皆さんの生活を良くするためにあるはずなのに、モノによって逆に苦しめられているとしたら、これこそ本末転倒です。
モノを持つ意味を良く考えて、持つことが自分にとってストレスになっていると感じたら、思い切って手放しましょう。
ですが、分かっていても、どうしても捨てられない。
どうしても捨てられない心理とは?
あれもこれも、ついつい捨てずにとっておいて、モノが増える一方で本当に困っている、という方もいらっしゃると思います。
そういう場合は、心理的な問題が関わっている事が多いんですよ。
多くの場合は、モノに人格や気持ちを重ねてしまっている、という事です。
これ、日常でも実際よくあることなんですが、分かりやすいのは、ぬいぐるみや人形ですね。
ぬいぐるみや人形は、布や毛糸で作られたモノですので、切ったら中から綿や材料が出てきます。
ですがそのモノに、人格や気持ちを重ねてしまうんですね。
切るなんて可哀想、と思ってしまうんです。
これは私が子供の頃、父に買ってもらったぬいぐるみです。(名前はうさちゃん)
私はこのぬいぐるみが大好きで、もらった日から毎晩ずっと一緒に寝ていまして、なんと結婚して子供が産まれるまでずっと一緒に寝ていました。(笑)
切ったり捨てたりしたら絶対可哀想!って思いますね。
ですので、このぬいぐるみは絶対に捨てる気はありませんが、こんな風に人は、モノに人格や気持ちを重ねてしまうんですね。
これ、誰の人格や気持ちかといいいますと、もちろん自分の人格や気持ちです。
ぬいぐるみを切ったら「痛いだろうな」、捨てたら「悲しいだろうな」と思う気持ちは自分自身のものです。
ぬいぐるみが痛い、悲しいと思うのではなくて、自分だったら痛い、悲しい、と思う気持ちを重ねているんですよね。
当たり前のことのようですが、こうやって人は、自分の人格や気持ちがモノにも同じようにあると思うわけなんです。
人形やぬいぐるみだと分かりやすいと思うのですが、それ以外でもあらゆるモノに人は人格や気持ちを重ねることがあるんです。
あらゆるモノに人格や気持ちを重ねて、捨てると可哀想、つらそう、恨まれそう、などど無意識に感じるんですね。
それで、何故だかなかなか捨てられない、どうしても捨てられない、という事になってしまっている人が結構多いんですよ。
これには個人差があって、たくさんのモノに人格や気持ちを重ねている人もいれば、全く重ねない人もいます。
これは無意識の人がほとんどですので、自覚はないと思いますが、何かを捨てようと思った時に、なんとなく捨てずらい、捨てると何故だか気が重い、辛い、と感じるようでしたら、モノに人格や気持ちを重ねている可能性がありますね。
ご自身はどうか、ちょっと考えてみてくださいね。
思い当たるな、という方は、
「私は自分の気持ちをモノに重ねてしまっているだけなんだ。」
という事を自覚することで、気持ちが楽になり捨てやすくなりますよ。
モノは、私達の生活を豊かに快適にするためにある!という事を思い出して、是非やってみてくださいね!
もし、なんとなく捨てずらい、捨てると何故だか気が重い、辛い、と感じるけれどうまく気持ちを切り離せない、やっぱり捨てられない、という方には、現在個人カウンセリングを受付致しております。
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